千歳航空祭2017 政府専用機展示レポート
2017年7月23日に北海道にある航空自衛隊 千歳基地にて航空祭が開催されました。
千歳基地といえば第701特別航空輸送隊も所属する基地で政府専用機のホームベース。
毎年航空祭では異種編隊飛行と地上展示を行っており政府専用機を間近で見れる貴重な機会となっています。今年も大人気な様で日本のマニアや家族連れのみならず世界中から来場者が訪れていました。
今年の千歳基地航空祭では生憎の悪天候により午前中の異種編隊飛行がキャンセル。政府専用機の単独ローパスのみとなりましたが午後には午前の曇りが嘘かの様に晴れ間が。
午後順光の位置に展示されていたこともありマニアは大喜びでした。
今年は政府専用機の機体見学ルートも設置され、政府専用機を色々な角度から間近で見学が可能に。一般ルートでもエンジン真横やAPU部分の下等、滅多にない体験ができた。
このほか先着300名はもっと間近で見れる見学ツアーも開催。整備士の案内の下、メインギア周辺等政府専用機に最も近づくことが出来る機会が設けられた。
上記のツアー以外にもタイヤ交換の実演や軽い機体洗浄実演もあり貴重な体験に。
時期政府専用機も機体が完成・改修に入っており現政府専用機の引退も迫る中、至れり尽くせりの航空祭となった。
①今年は千歳基地60周年記念の年でもあり日本国旗と60周年記念旗が掲げられた。
②一般見学ルートよりウィングレットを見上げる。磨かれた水平尾翼が太陽を反射して日の丸を照らします。
③第701特別航空輸送隊の整備員によるタイヤチェンジャーを用いたタイヤ交換の実演。政府専用機関連の車両は政府専用機と同じに塗られている。
④隊員が付けていた第701特別航空輸送隊の部隊パッチやショルダーパッチ。ロービジ仕様。
⑤有名な政府専用機カラーのトーイングトラクター。三菱重工のTT40という車両で昔は日本航空等でも使われていた。
老朽化に従い新車が導入されるそうだがこの車両は最後まで色褪せたままなのだろうか。
⑥⑦⑧航空祭も終演に近づく頃にトーイング準備が開始。その後大量のマニアが雲を心配する中慎重にトーイングが開始された。
政府専用機専用トーイングカーと政府専用機。千歳基地のみで見られる貴重な光景だ。
⑨ゆっくりとプッシュバックが完了したところで終演の時間に。名残惜しいが会場を後にした。
次期政府専用機の運用開始が2019年となり残すところあと2年になった現政府専用機。
来年もまた千歳航空祭で展示すると思うので是非千歳基地に足を運ぶのをお薦めします。