デルタ航空747-400退役までのスケジュール【2017年11月16日現在】
デルタ航空が保有する747-400。同機も2017年末をもって退役が予定されています。
ノースウエスト航空から引き続く形でデルタ航空にて活躍してきた「ジャンボジェット」は、まもなく姿を消すこととなります。今回はデルタ航空747-400に関する最終スケジュールを中心にご紹介していきます。
現在アクティブな機体は6機
現在デルタ航空所属の747-400は6機が現役です。ノースウエスト航空から引き継いだ時の所属機数は16機だったため、10機が既に退役しています。
初号機として活躍したN661USは、現在アトランタにあるデルタ航空博物館にて展示されています。
N666US,N667US,N668US,N669US,N670US,N674US
現在の運航路線
現在デルタ航空の747-400は定期便としてデトロイト=仁川線のみに就航しています。その他、米軍チャーターやスポーツチームチャーターに使用されています。
DL158/159スケジュール
11月17日まで747-400にてデイリー運航
11月18日から週4便での運航へ変更
定期便ラストフライト予定
デルタ航空は、国際線定期便ラストフライトとして12月15日デトロイト発仁川行DL159便、12月17日仁川発デトロイト行DL158便の運航を計画しています。先日のユナイテッド航空747-400国際定期便ラストフライトと同じく仁川発着がラストフライトとして選ばれました。
- 2017/12/15 DL159 DTW-ICN (Arrive at ICN on 4:30 pm Dec. 16)
- 2017/12/17 DL158 ICN-DTW
社員を招待する「さよならツアー」実施へ
デルタ航空は国際定期便ラストフライト後に社員やかつてデルタ航空で勤務していた職員を対象に「Farewell Tour」を実施すると発表しました。このツアーは3日間かけてアメリカ国内のハブ空港を747-400で巡るツアーになっています。
- 12月18日 デトロイト発シアトル行
- 12月19日 シアトル発アトランタ行
- 12月20日 アトランタ発ミネアポリス行
デルタ航空では一般向けにチケット用意する意向も示しています。
オークション形式であるデルタスカイマイルエクスペリエンスに参加資格のある会員限定で、フライトを含めたツアーには40,000マイルが開始値として設定され、11月16日現在既に15万マイル以上の入札が必要とされています。
それとは別にデルタ航空ではフライトツアーに含まる「Farewell Tour Hangar Party」という格納庫でのイベントを個別で販売する計画をしており、こちらは15,000マイルが開始値で11月16日現在4万マイル以上の値が付いています。
フライトは年末まで
定期便としては12月17日、ツアーでは12月20日をもってラストフライトを迎える747-400ですが、デルタ航空ではスポーツチームのチャーターフライトとして12月31日までは運航を続けるとしています。
退役フェリーフライトはPinalへ
デルタ航空は、運航を終えた747-400の最終フライトとなる退役フェリーフライトとしてアリゾナ州Pinal Airparkへ2018年1月初旬に実施することも計画しています。
Pinal Airparkという記載はありませんが、これまで全てのデルタ航空747-400はPinalへフェリーされたため、最後の機体も可能性は高いでしょう。