東京国際空港撮影ガイド
東京国際空港(羽田空港)は、全国1位の旅客数を誇る日本を代表する空港です。
第1旅客ターミナル、第2旅客ターミナル、国際線ターミナルの3種類があり、
第1はJALグループ使用、第2はANAグループ使用、国際線は様々な航空会社が使用しています。
飛来機数も日本トップクラスのため、1日中空港に居ても飽きることはないでしょう。
撮影環境は、良く悪くもないといった印象です。展望デッキを中心に、外周にも撮影ポイントが点在します。
空港情報 | 滑走路 | 04/22 | 05/23 | |
2,500m | 2,500m | |||
34L/16R | 34R/16L | |||
3,000m | 3,350m | |||
ターミナル | 第一ターミナル | 第二ターミナル | 国際線ターミナル | |
JALグループ スカイマーク スターフライヤー(北九州便) |
ANAグループ AIR DO ソラシドエア スターフライヤー(北九州以外) |
国際運航便全て |
①第1旅客ターミナル展望デッキ
第一ターミナルの展望デッキは6階と7階屋上に分かれます。どちらも展望デッキ内の階段で繋がっており、簡単に行き来することができます。
展望デッキにはスカイステーションという売店があり羽田空港オリジナルメニューなどを提供しています。
第一ターミナルで撮れるのは34Lに着陸する航空機や16Rから離陸する航空機、第一ターミナルを使用する航空機です。
滑走路上の航空機を狙うには747で200mm程度、737では300mm程度必要になってきます。
タッチダウンを狙う際は更に望遠が必要になります。
光線は10時半頃まで順光と短いので朝一の撮影におすすめです。冬には富士山を絡めた撮影ができるポイントとして有名です。
②第2旅客ターミナル展望デッキ
第二ターミナルの展望デッキは5階にあります。北側と南側に分かれ行き来するには少し距離があります。広さでは北側のが広く人も少なく感じます。
北側にはウエストパークカフェ スカイファウンテンというアメリカンな売店があり飲み物はもちろん、ファーストフード系も購入することができます。
南側にはCASTELMOLAという本格イタリア料理店があります。またシーニックカフェという北側と同じような売店があり飲み物やアイスクリームを購入することができます。
撮影環境では、こちらも第一ターミナル同様ワイヤー式です。
第二ターミナルで撮影できるのは34Rを離着陸する航空機、16Lを離陸する航空機です。
滑走路上の航空機を撮影するには747で真横180mm程度、737で300mm程度必要になってきます。また、34Rから離陸した機体は離陸位置にもよりますが東京スカイツリーと被ることがあります。
南側には05からの離陸機も見ることができますが撮影には厳しそうです。
③国際線ターミナル展望デッキ
国際線ターミナル展望デッキは5階にあります。南北に広がる展望デッキで非常に広々としています。中央の突起部分に人が集中することが多く、混雑を避けたいのであれば北側や南側に移動することをおすすめします。
国際線ターミナル展望デッキ上に売店はないものの、すぐ側にカフェがあります。自販機やベンチも多く存在し、24時間開放のため、早朝深夜便の撮影も可能です。
撮影環境では、他の2つのターミナル同様ワイヤー式となっています。しかし、滑走路までの距離は遠く、747の真横で250mm程度、737の真横では400mm程度必要になってきます
④城南島海浜公園
城南島海浜公園は羽田空港の北に位置する公園です。ここからは主に22への着陸や34Rからの離陸を撮影することができます。
公共交通機関でのアクセスは、JR大森駅からバスに乗ることで行くことができます。平日の朝夕は5~6本以上ありますが日中は一本、土休日に関してはほとんど一時間に一本なので確認しておくことをおすすめします。
公園内には2カ所駐車場がありますが土休日は大変混むため駐車場に入るまで時間を要す可能性もあります。 公園の入り口付近に小さな売店がありアイスや飲み物を購入することができます。
また公園内のあちこちに自動販売機もあるので飲み物に困ることはないと思います。
公園からは飛行機だけでなく東京のビル群やスカイツリー、レインボーブリッジ、東京湾を航行する船なども眺めることができ非常に心地よい場所です。
⑤京浜島つばさ公園
京浜島つばさ公園は、城南島の隣の京浜島に位置する公園です。ここからは主に22への着陸や34Rからの離陸を撮影することができます。
公共交通機関でのアクセスは、JR大森駅または京浜急行平和島駅からバスにて行くことが可能です。
公園は細長い構造となっており、南北に自由に移動できるようになっています。公園内にはトイレ、自販機があります。
22への着陸を撮影する際は、北へ行くと誘導灯と絡める事が可能で、南へ行くとタッチダウンの瞬間を撮影することが可能です。
34Rからの離陸は、長距離便に限ります。午後の目玉LH717便の34R離陸を撮影する際はこの場所で間違いないと思います。
⑥浮島町公園
川崎浮島町公園は、羽田空港の南に位置する公園です。名の通り浮島にある小さな公園です。ここからは34Lへの到着機や05からの出発機を撮影することができます。
浮島町公園へのアクセスはバスに限られます。以前は駐車場がありましたが廃止されてしまったようです。バスでは川崎駅から休日でも一時間最低4本と沢山出ているので困ることはないと思います。
尚、周りが工業地帯のためコンビニ、売店が一切ありません。
公園内にはトイレがあるので川崎駅で食料調達後、長時間撮影というのは可能だと思います。
浮島町公園からは羽田空港の全景や東京湾アクアラインの風の塔、対岸の千葉の様子、行き来する船、飛び跳ねる魚なども見ることができるので撮影以外でも楽しめることができます。